給水装置工事主任技術者

給水装置工事主任技術者とは給水装置の工事を行う際に、その作業の指導や監督を行う人の事です。
給水装置というのは、水道事業者の配水管から分岐して設けられる給水管や給水用具の事で、給水装置工事事業者の指定を受けるには、事業者ごとに給水装置工事主任技術者を置かなければならない事が法律で義務付けれれています。
この仕事をするには、給水装置工事に関しての専門的な知識が必要になるので、給水装置工事主任技術者としての国家資格を取得する必要があります。

受験資格は給水装置工事に関して3年以上の実務経験がある人で、それ以外は特に規定はありません。
この実務経験には職務に従事するための技術を習得する見習期間中の経験期間も含まれ、メータの交換や取り付け、取り外しといった作業も実務経験とされます。

試験科目は、公衆衛生概論、水道行政、給水装置の概要、給水装置の構造及び性能、給水装置工事法、給水装置施工管理法、給水装置計画論、給水装置工事事務論といった内容になります。
合格率は3割程と言われているので、合格するのはそこそこ難しい試験と言えるでしょう。

無事に試験に合格すれば給水装置工事主任技術者としての資格を取得する事が出来ます。この資格を持っていれば、水道関係を扱う建設業者で働く際に、責任あるポストに付く事ができ、手当や昇給も期待する事が出来ます。

水道工事関係の業者で働く際に役立つ資格が欲しいという人は、この給水装置工事主任技術者の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。