火薬類取扱保安責任者

火薬類取扱保安責任者とは、火薬類の製造や取扱いをする現場においてその安全を管理する人の事です。
火薬庫の構造等又は貯蔵上の取扱いの基準適合状況、保安教育の実施状況等の監督を行います。
火薬類というのはとても危険な物なので、安全をしっかり管理しないと大事故が起きてしまう場合があります。そういった事が起こらないように安全を管理する火薬類取扱保安責任者の仕事は、人の安全を守るとても重要な仕事と言えるでしょう。
この仕事をするには火薬類に関する専門的な知識が必要になるので、火薬類取扱保安責任者としての資格を取得する必要があります。

受験資格は特に無く、学歴や業務経験に関係なく誰でも受験する事が出来ます。
この火薬類取扱保安責任者の資格は「甲種」と「乙種」の2種類があります。
甲種は所有者又は占有者において年20t以上の爆薬、消費者において月1t以上の火薬又は爆薬の取り扱いができ、乙種は所有者又は占有者において年20t未満の爆薬、消費者において月25kg以上1t未満の火薬又は爆薬の取り扱いが出来ます。

試験科目は、甲種・乙種とも、火薬類取締に関する法令と一般火薬学になります。
試験科目の中には、学歴や資格によって免除できるものもあります。
無事に試験に合格すれば火薬類取扱保安責任者の資格を取得する事が出来ます。

火薬類を扱う職場で働くのに役立つ資格が欲しいという人は、この火薬類取扱保安責任者の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。