ガンマ線透過写真撮影作業主任者

ガンマ線透過写真撮影作業主任者とはガンマ線を用いる透過写真撮影を行う際に、その作業に関わる人たちの安全を管理する人の事です。
ガンマ線というのは、健康被害を及ぼす恐れがあるものなので、ガンマ線を用いて写真撮影を行う場合はガンマ線透過写真撮影作業主任者を選任してその安全管理を行う事が法律で義務付けられています。
この仕事をするにはガンマ線に関する専門的な知識が必要になるので、ガンマ線透過写真撮影作業主任者としての資格を取得する必要があります。

受験資格は時に無く、年齢や学歴、業務経験に関係なく誰でも受験する事が出来ます。
試験科目は、ガンマ線による透過写真の撮影の作業に関する知識、関係法令、・ガンマ線照射装置に関する知識、ガンマ線の生体に与える影響に関する知識になります。
診療エックス線技師免許を取得している人とエックス線作業主任者免許試験に合格した人は、この試験科目のうち「ガンマ線の生体に与える影響に関する知識」が免除になります。

試験の合格率は８０パーセント程なので、比較的簡単な試験と言えるでしょう。
無事に試験に合格するとガンマ線透過写真撮影作業主任者の資格を取得する事が出来ます。
また、この資格は、診療放射線技師免許を取得している人、原子炉主任技術者免状の交付を受けた人、第一種放射線取扱主任者免状又は第二種放射線取扱主任者免状の交付を受けた人は免許交付申請をする事で資格を取得する事が出来ます。

ガンマ線を使用する職場で働く際に役立つ資格が欲しいという人は、このガンマ線透過写真撮影作業主任者の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。