高圧室内作業主任者
気圧室内作業主任者とは、気圧の高い場所での作業を行う際に、その安全性を管理する責任者の事です。
通常の大気以上の気圧がかかっていて高圧になっている作業室やシャフトの内部で作業を行う際は、安全を確保する為に高圧室内作業主任者を事業所ごとでなく作業室ごとに1人ずつ置かなければならない事が法律で義務付けられています。
気圧の高い場所で作業をしていると、その作業場から退出した時に急激に気圧が変化する事により、高気圧障害を引き起こしてしまう場合があります。
そういった事が起きないように、現場を管理する高圧室内作業主任者の仕事は、現場の作業員の安全を守るとても重要な仕事と言えるでしょう。
この高圧室内作業主任者をするには、当然の事ながら圧気工法や2.送気や排気の仕方、高気圧障害に関しての専門的な知識が必要になります。
ですから、この仕事をするには高圧室内作業主任者としての資格を取得する必要があります。
受験資格は特に無く、年齢や学歴、業務経験に関係なく誰でも受験する事が出来ます。
ですが受験資格は特に規定は無くても、免許申請の際には圧室内業務に2年以上従事した事を照明する書類が必要になります。
試験科目は、圧気工法、送気及び排気、高気圧障害、関係法令で、試験は午前と午後に分けて行われていて、合計4時間にわたって行われます。
試験の合格率は90%前後なので、特に難しい試験というわけではなく、しっかりと勉強していけば、問題なく合格できるレベルの試験です。
無事に試験に合格すれば、高圧室内作業主任者の資格を取得する事が出来ます。
試験は、全国7ヶ所で行われていて、年1回ほどのペースで実施しています。
この高圧室内作業主任者の資格を取得していれば、建設関係の仕事への就職や転職をする際に有利になります。
また、現場において責任あるポストに就く事ができるので、昇給や手当てなども期待する事ができます。
通常の大気以上の気圧がかかっている現場で作業をする際に役立つ資格が欲しいという人は、この高圧室内作業主任者の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。
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