高圧ガス移動監視者

高圧ガス移動監視者とは危険性のある高圧ガスの輸送を行う際に、安全に輸送できるように安全管理を行う人の事です。
この高圧ガス移動監視者が扱える事が出来るのは、可燃性ガス、酸素、毒性ガス、特殊高圧ガス、といったものになります。

圧縮ガスの場合は、容積３００m3以上の可燃性ガス・酸素、容積１００m3以上の毒性ガス、液化ガスの場合は質量３０００ｋｇ以上の可燃性ガス、ＬＰガス・酸素、質量１０００ｋｇ以上の毒性ガス、そしてアルシン、ジシラン、ジボラン、セレン化水素、ホスフィン、モノゲルマン、モノシランといった特殊高圧ガスを車両で輸送する場合は、高圧ガス移動監視者の人が移動監視を行わなければならない事が法律で義務付けられています。

危険性のある高圧ガスの輸送というのは、なにか不備があると大きな事故につながってしまう場合があります。
ですから、そういった事が起きないようにしっかりと安全管理を行う高圧ガス移動監視者の仕事はとても重要な仕事と言えるでしょう。
この高圧ガス移動監視者としｔ５え働くには、高圧ガスに関する専門的な知識が必要になります。
ですから、この仕事を行うには高圧ガス移動監視者としての資格を取得する必要があります。

高圧ガス移動監視者の資格は、試験を受けるのではなく、講習を受ける事によって取得する事が出来ます。
受講資格は特に無く、年齢や学歴、業務経験に関係なく誰でも受講する事ができます。

この高圧ガス移動監視者の資格は、全ての高圧ガスを移動監視する事が出来る総合と、液化石油ガスを移動監視する事ができる液化石油ガスの２種類に分かれています。
講習内容は、総合の方が、高圧ガス保安法に係る法令と高圧ガスの移動に必要な学識及び保安管理の技術で、液化石油ガスの方が、高圧ガス保安法に係る法令と液化石油ガスの移動に必要な学識及び保安管理の技術になります。

講習を終えた人は修了考査の試験を受ける事が出来るようになり、この修了考査の試験に合格すると高圧ガス移動監視者としての資格を取得する事が出来ます。

この資格を取得していれば、高圧ガスを輸送するガスローリーなどの仕事に就くことが出来るようになります。

高圧ガスの輸送関係の仕事をするのに役立つ資格が欲しいという人は、この高圧ガス移動監視者の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。