小規模ボイラー取扱者

小規模ボイラー取扱者とは、小型や小規模と呼ばれるサイズのボイラーの操作や異常時の処置などを行う事が出来る人の事です。
ボイラーと言うのは、最も規模が小さい簡易ボイラーと、その上の規模の小型ボイラー、さらにその上の規模の小規模ボイラー、そして最も規模が大きいボイラーの4つの区分に分かれます。
簡易ボイラーを扱うには特には資格は必要ありませんが、その上のサイズの小型や小規模のタイプを扱うには資格が必要になります。
小規模ボイラー取扱者の資格を取得した人が扱う事が出来るサイズは、胴の内径が750mm以下で長さが1300mm以下の蒸気ボイラー、伝熱面積が3m2以下の蒸気ボイラー、熱面積が14m2以下の温水ボイラー、伝熱面積が30㎡以下の貫流ボイラーになります。

ボイラーと言うのは、病院、社会福祉施設、商業やサービス業といった各種ビル等で使われています。
ですから、この小規模ボイラー取扱者の資格を取得していれば、それらの施設の設備を管理するビル管理関係の仕事に就くのにとても有利になります。

この小規模ボイラー取扱者の資格は講習を受ける事で取得する事が出来ます。
受講資格は、ボイラー取扱技能講習を修了した人で、学歴や業務経験などは特に規定はありません。
受講資格には年齢制限もないのですが、18歳未満の人が受講した場合は、免許は18歳以上になってから交付されます。

受講内容は、ボイラーの構造に関する知識、2.ボイラーの取扱いに関する知識、3.点火及び燃焼に関する知識、点検及び異常時の処置に関する知識、関係法令といった内容になります。
そして講習の後には修了試験が行われます。この修了試験は落とす為の試験ではないので、しっかりと講習を聞いていれば問題なく合格する事が出来ます。修了試験に合格すると小規模ボイラー取扱者の資格を取得する事が出います。

この資格を取得していればビル管理業界への就職が有利になるし、この資格を取得してから、４ヶ月以上の実務を経験を積めば2級ボイラー技士の受検資格を得る事ができ、さらにステップアップする事が出来ます。

ボウラーに携わる仕事をするのに役立つ資格が欲しいという人は、この小規模ボイラー取扱者の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。