ボイラー整備士

ボイラー整備士とは、ボイラーの整備や点検、清掃を行う専門家の事です。
ボイラーというのは燃料を燃焼させて得た熱を利用して水を水蒸気や温水に変換する装置のことです。
このボイラーは、安全に安全を維持する為に定期的な整備や点検を行う必要がありますが、燃料を燃焼させて水を加熱するボイラーというのは取り扱いには危険が伴いめす。
ですから、ボイラーの整備や点検を行うには、それなりの専門的な知識が必要になります。
この仕事をするにはボイラー整備士としての国家資格を取得する必要があります。

このボイラー整備士の資格試験を受けるための受験資格は特になく、学歴や業務経験に関係なく誰でも受験する事ができます。
試験科目は、「ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に関する知識」「ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に使用する器材、薬品等に関する知識」「ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識」「関係法令」といった内容になります。
試験科目の中には、ボイラー技士の免許を取得しているなどの条件によって免除される科目もあります。
試験の合格率は5割以上なので、対策を立ててしっかりと勉強していけば、合格するのはそれほど困難ではないと言えるでしょう。

ただ、試験に合格してもボイラー整備士の免許は交付されません。
試験に合格しても免許が交付されるには、6ヶ月以上のボイラー又は第一種圧力容器の整備の補助の業務経験がある人、6ヶ月以上の小規模ボイラー又は一定規模未満の第一種圧力容器の整備の業務経験がある人、職業能力開発促進法による職業訓練の内ボイラー運転科を修了した人などといった条件があります。
ですから、それらの条件を満たしていないと、試験に合格してもボイラー整備士の免許を取得する事はできません。

このボイラー整備士の資格を取得すれば、その専門知識を活かして、ビル設備会社などで働く際に、手当や収入アップ、キャリアアップなどが期待出来ます。

ビル設備関係の仕事をするのに役立つ資格が欲しいという人は、このボイラー整備士の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。