第1種圧力容器取扱作業主任者

第一種圧力容器取扱作業主任者とは、容器の内部に沸点を超える温度の液体を保有する第一種圧力容器を扱う現場で、その容器の安全管理や指導を行う人のことです。
第一種圧力容器を使用しなければならないような液体を扱う現場というのは、安全管理をしっかりしないと大きな事故が起こってしまう可能性があります。
そういった事故が起きないように、管理や指導を行う第1種圧力容器取扱作業主任者は、とても重要でやりがいのある仕事と言えるでしょう。

この仕事をするには、第1種圧力容器で取り扱う物質などの安全管理に関する専門的な知識が必要になります。
ですから、この資格をするには第1種圧力容器取扱作業主任者としての資格を取得する必要があります。

この資格は試験を受けるのではなく、講習を受けることにより取得する事ができます。
この第1種圧力容器取扱作業主任者は「普通」と「化学設備関係」の2種類があり、受験資格は普通の方は学歴や業務経験に関係なく誰でも受講する事ができます。
化学設備関係の方は、5年以上の化学設備の取扱い関係の仕事の実務経験が必要になります。

講習内容は1.第一種圧力容器の構造に関する知識、第一種圧力容器の取扱いに関する知識、関係法令といった内容で、化学設備関係の方は、危険物及び化学反応に関する知識の講習もあります。
そして講習の最後には修了試験が行われます。
この修了試験は落とす為の試験ではないので、しっかりと講習を聞いていれば、落ちる事はまずありません。
実際に講習を受けた人のほとんどが合格しています。
無事に修了試験に合格すれば、第1種圧力容器取扱作業主任者の資格を取得する事ができます。

この講習は全国各地で行われているので、身近で行きやすい場所を探してみるといいでしょう。

この資格を取得していれば、危険物を扱う工場などで、責任あるポストに就く事ができたり、昇給や資格手当などが期待出来ます。

危険物を扱う工場などの職場で役立つ資格が欲しいという人は、この第1種圧力容器取扱作業主任者の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。