価値ある資格を取得してスキルアップしよう

採石のための掘削作業主任者


採石のための掘削作業主任者とは、掘削面の高さが2メートル以上となる岩石を砕く際に、掘削作業の指導や事故を防止するための安全を管理する人のことです。
ここで言う岩石とは、採石法第2条にあたる岩石の事で、花こう岩、せん緑岩、はんれい岩、かんらん岩、はん岩、ひん岩、輝緑岩、粗面岩、安山岩、玄武岩、れき岩、砂岩、けつ岩、粘板岩、凝灰岩、片麻岩、じや紋岩、結晶片岩、ベントナイト、酸性白土、けいそう土などの事を指します。
採石を行う業者は、事業者ごとに採石のための掘削作業主任者を選任して配置しなければならない事が法律で義務付けられています。

採石現場の作業計画を立てたり、作業の指導、安全管理の指導や監督を行う採石のための掘削作業主任者は、採石業務のスペシャリストとして、とても重要でやりがいのある仕事と言えるでしょう。
この採石のための掘削作業主任者として仕事をするには、当然の事ながら採石作業についての専門的な知識が必要になります。
ですから、この仕事を行うには採石のための掘削作業主任者としての国家資格を取得する必要があります。

この資格は、試験を受けるのではなく講習を受ける事によって資格を取得する事が出来ます。
受講資格は、大学、専門学校、高校で土木関係の学科を卒業して2年以上の実務経験がある人、もしくは職業能力開発促進法に基づく普通職業訓練(石材科)を修了した人になります。
また、学歴に関係なく3年以上の業務経験があれば受講資格を得る事ができます。

講習科目は、岩石の種類、岩石の採取のための掘削の方法等に関する知識。設備、機械、器具、作業環境等に関する知識。作業者に対する教育等に関する知識。法令関係といった内容になります。
講習の最後には修了試験として筆記試験が行われます。
この修了試験は落とすための試験ではないので、講習をしっかりと受けていれば落ちる事はまずありません。

無事に修了試験に合格すれば、採石のための掘削作業主任者としての資格を取得する事が出来ます。
この資格を取得していれば採石業者で働く際に、採石業務のスペシャリストとして手当てや昇給を期待する事ができます。

採石関係の仕事をするのに役立つ資格がほしいという人は、この採石のための掘削作業主任者の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。
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