地山の掘削及び土止め支保工作業主任者
地山の掘削及び土止め支保工作業主任者とは、掘削面の高さが2メートル以上の地山の掘削の作業や、土止め支保工の切りばり、腹おこしの取り付けや取り外しの作業をする際に、現場で作業や安全対策の指導を行う人の事です。
地山の掘削作業というのは、一歩間違えると思わぬ事故が起こる時があり、そういった事故が起こると現場で作業している人が危険にさらされてしまいます。
ですから、そういった事故が起きないように、現場の作業や安全対策をしっかりと指導や管理地する掘削及び土止め支保工作業主任者の仕事は、とてもやりがいのある仕事と言えるでしょう。
この仕事をするには当然のことながら、掘削の作業や安全管理に関しての専門的な知識が必要になります。
ですから、この仕事に就くには地山の掘削及び土止め支保工作業主任者としての資格を取得する必要があります。
この資格を取得するには、試験を受けるのではなく講習を受けることにより資格を取得する事ができます。
受講資格は、年齢が21歳以上で地山の掘削作業、または土止め支保工の切りばりもしくは腹おこしの取り付け取りはずしに関する仕事の実務経験が3年以上ある人、または大学、高等専門学校、高校、中学において土木、建築又は農業土木に関する学科を専攻して卒業し、その後掘削作業や土止め支保工の切りばり、腹おこしの取り付け取りはずしに関する仕事の業務経験が2年以上ある人になります。
講習の内容は、作業の方法に関する知識・工事用設備、機械、器具、作業環境等に関する知識・作業者に対する教育等に関する知識・関係法令といった内容になります。
そして講習の最後には修了試験があります。
この修了試験は落とすために試験ではないので、講習をしっかりと聞いていれば不合格になることはまずありません。
無事に修了試験に合格すれば地山の掘削及び土止め支保工作業主任者としての資格を取得する事ができます。
この資格を持っていれば、その専門的な知識を活かして土木業界や砂利採取業界への就職や転職が有利になります。
また、資格を持っていることで手当てや昇給も期待できます。
土木業界や砂利採取業界で働くのに役立つ資格が欲しいという人は、この地山の掘削及び土止め支保工作業主任者の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。
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