建築設備士
建築設備士とは、空調や換気、給排水、電気といった建築設備に関して、建築士に設計、工事監理に関するアドバイスを行う人の事です。
建築士にアドバイスをする立場なので、当然の事ながら建築設備に関しての専門的な知識が求められます。
ですから、この仕事をするには建築設備士としての国家資格を取得する必要があります。
受験資格は学歴や取得し得いる資格によって定められた期間の実務経験が必要になります。
四年制大学の建築・機械・電気の学科を卒業した場合は2年以上の実務経験、短期大学、高等専門学校、旧専門学校の建築・機械・電気の学科を卒業の場合は4年以上の実務経験、高等学校、旧中学校の建築・機械・電気の学科を卒業の場合は6年以上の実務経験が必要になります。
一級建築士・一級電気工事施工管理技士・一級管工事施工管理技士・空気調和・衛生工学会設備士・電気主任技術者の資格を取得している人は2年以上の実務経験をつむことで受験資格を得る事が出来ます。
また、学歴や資格に関係なく、一定期間以上の業務経験を積めば受験資格を得る事が出来ます。
試験科目は一次試験が学科で、建築に関する一般知識、建築法規に関する事、建築設備に関する事が出題されます。
一次試験に合格すると2次試験があり、この2次試験では、建築設備基本計画、建築設備基本設計の設計製図の試験が行われます。
建築設備基本設計の設計製図試験は、空調・換気設備、給排水衛生設備、電気設備の中から1つを選択します。
1次試験を合格した人は、翌年に限り1次試験の受験が免除される制度もあります。
合格率は1次試験が20~30%程で、2次試験が50%ほどになります。
総合合格率は20%程と、合格するのはかなり困難なので、合格するにはしっかりと対策を立てて計画的に勉強をする必要があると言えるでしょう。
無事に試験に合格すれば建築設備士の資格を取得する事が出来ます。
この建築設備士を取得していれば、建築系の業界で働くのにとても有利になり、昇進や待遇のアップにつながり、業務の幅も広がります。
建築系の業界でキャリアアップにつながる資格が欲しいという人は、この建築設備士の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。
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