管工事施工管理技士

管工事施工管理技士とは、建設工事において、冷暖房設備や空調設備、給排水・給湯設備、浄化槽、ガス配管、衛生設備などの管工事に関する施工計画の作成や工程管理、品質管理、安全管理などの業務を行う人の事です。
人が住むような建築物を建てるには、配管工事というのは欠かす事が出来ない工事の1つです。
その配管工事の全般を扱う管工事施工管理技士というのは、建設現場において、とても重要な存在と言えるでしょう。

この仕事をするには、当然のことながら配管工事に関する幅広い知識が必要になります。
ですから、この仕事を行うには管工事施工管理技士としての国家資格を取得する必要があります。

この管工事施工管理技士の資格は1級と2級があり、その級によって扱える事が出来る業務の範囲が変わります。
1級と2級ともに、試験を受けるには、学歴とそれに伴う業務経験などの細かい規定があります。
ですから、この資格の取得を目指すには、まず定められた学歴とそれに伴う業務経験を積む必要があります。

試験は機械工学、施工管理法、法規、施工管理法などの問題が出題されます。また、学科試験だけでなく実地試験も行われます。
この実地試験は、1級は学科試験に合格した後に後日行われ、2級は筆記試験と同じ日に行われます。
試験を受ける場所は北は北海道から南は沖縄まで全国各地で行われているので、身近で実施している場所を探して試験を受けに行くといいでしょう。

試験の合格率は、年によってバラつきがありますが、1級が２～3割程度で2級が5割程度となっています。ですから、すごく難しい試験という訳ではないですが、合格するにはしっかりと対策を立てて勉強する必要があると言えるでしょう。

筆記試験と学科試験の両方に無事に合格すれば、管工事施工管理技士の資格を取得する事が出来ます。この資格を取得していれば、管工事会社をはじめとする様々な建設業関係で、必要な人材として重宝されます。

建築現場で責任あるポストに就きたいという人は、この管工事施工管理技士の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。