車両系建設機械運転技能者

車両系建設機械運転技能者とは、建設現場において３トン以上の車両系建設機械運転操作を行う場合に必要となる国家資格です。
車両系建設機械とは、ブルドーザーやパワーショベルといった機械の事で、これらの機械は建設現場において欠かす事が出来ない存在です。
そういった機械を建設現場で運転する事が出来るこの資格は、建設業界で働くうえでとっても役立つ資格と言えるでしょう。

この車両系建設機械運転技能者の資格は、扱う機械や業種によって「解体用」「基礎工事用」「整地・運搬・積込み用及び掘削用」に分かれます。
「解体用」は建設物の解体に使用される機体重量3トン以上のブレーカーなどを運転するのに必要になります。
「基礎工事用」は3トン以上の杭打機、バイブロ、アースドリルなどの基礎工事に使用する機械を雲煙するのに必要になります。
「整地・運搬・積込み用及び掘削用」は、建築現場の整地や資材の運搬・詰め込み、地面の掘削に使用するブルドーザーやパワーショベルを運転するのに必要になります。

車両系建設機械運転技能者の資格を取得する為の受験資格は18歳以上という事しか規定が無いので、学歴や業務経験に関係なく18歳以上であれば、誰でも試験を受ける事が出来ます。
この車両系建設機械運転技能者の資格試験は、まず講習を受けて、その後に学科と実技の修了試験が行われます。講習時間は38時間ですが、取得している資格によりこの講習時間は短くなります。

学科試験は、走行装置の構造・取扱いについてや、作業装置構造・取扱・作業方法について、運転知識、法令などの問題が出題されます。
実技試験は、走行操作や作業装置の操作・合図がしっかり出来るかどうかをテストします。
この修了試験は落とす為の試験ではないので、講習をしっかりと聞いていれば、まず落ちる事はありません。

修了試験に合格すれば車両系建設機械運転技能者として、建設現場で活躍する事が出来ます。
車両建設機械を扱う事が出来れば、建設現場で必要な人材として活躍する事が出来ます。

建設現場で車両建設機械を扱う仕事がしたいという人は、この車両系建設機械運転技能者の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。