建設機械施工技士

建設機械施工技士とは建設現場において、建設機械の運転をおこなったり、監理技術者・主任技術者として現場の施工管理を行う人の事です。
この仕事をするには、施工や建設機械などについての幅広い知識が求めれれるので、建設機械施工技士としての国家資格を取得する必要があります。

建設機械施工技士の資格は1級と2級に分かれていて、１級の資格は1級は各種建設機械を用いた施工における指導や監督業務を行う事ができ、２級は建設機械ごとに、ブルドーザー・油圧ショベル・モータ・グレーダ・ロード・ローダ・アスファルト・フィニッシャ・アースオーガの6種に分かれていて、取得した種類により、それぞれの建設機械を使用した運転・施工の業務を行う事が出来ます。

受験資格は１級が、大学の指定学科を卒業して３年以上の実務経験、指定学科以外の場合は4年6月以上の実務経験が必要になります。
短期大学、高等専門学校の場合は、指定学科卒業で5年以上、指定学科以外で7年6月以上の実務経験が必要になります。
高等学校の場合は指定学科を卒業で8年以上、指定学科以外で9年6ヶ月以上の実務経験が必要になります。
また、学歴に関係なく13年以上の実務経験を積む事で受験資格を取得する事が出来ます。
２級の受験資格も、１級と同様に学歴に対して必要になる業務経験の年数が詳細に決められています。

試験は、土木工学に建設機械原動機、石油燃料、潤滑剤、建設機械施工法、法規などについての筆記試験のほかに、施工に関しての実地試験も行われます。
学科試験の合格率は１級が３～４割程度で、２級が６～７割程度になっています。実地試験は１級・２級とも８～９割程度の合格率になっています。

無事に試験に合格すれば建設機械施工技士として働く事が出来るようになります。
工事現場において建設機械というのは欠かせない存在になっているので、その機械の操作や管理をする事ができる建設機械施工技士は、建設業界で働く上でとっても役立つ資格と言えるでしょう。

工事現場で建設機械を取り扱う仕事がしたいという人は、この建設機械施工技士の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。