建築施工管理技士

建築施工管理技士とは、様々な建築物の工事を実施する際に、施工計画や施工図の作成、工事の工程、品質、安全など、工事現場での進行を指揮や監督、管理を行う人の事です。
工事現場での様々な事を管理する建築施工管理技士は、施工に関する幅広い知識が必要になるので、この仕事をするには国家資格を取得する必要があります。

この建築施工管理技士の資格は１級と２級があります。
１級の受験資格は、大学の指定学科を卒業してから3年以上、指定学科以外の場合は4年6ヶ月以上の実務経験が必要になります。短期大学、高等専門学校の場合は、指定学科を卒業で5年以上、指定学科以外を卒業で7年6ヶ月以上、高等学校の場合は、指定学科を卒業で10年以上、指定学科以外を卒業で11年6ヶ月以上の実務経験が必要になります。
また、学歴に関係なく15年以上の実務経験を積む事で受験資格を得る事が出来ます。

２級は、大学の場合は指定学科を卒業で１年以上、そうでない場合で1年6ヵ月以上、短期大学、高等専門学校の場合は指定学科卒業で2年以上、そうでない場合で３年以上、高等学校の場合は指定学科卒業で3年以上、そうでない場合で4年6ヵ月以上の実務経験が必要になります。
また学歴に関係なく8年以上の実務経験を積めば受験資格を得る事が出来ます。

試験は建築学や施工管理法、法規などの学科試験と実地試験が行われます。
無事に試験に合格すれば建築施工管理技士として建築現場で働く事が出来ます。

建設業法により、一般建設業・特定建設業の営業所には専任の技術者を置く事が義務付けられえいて、工事の現場には主任技術者と管理技術者を置く事が義務付けられています。
そして、この建築施工管理技士の資格を取得している人は、専任の技術者・主任技術者・管理技術者になる事が出来るので、建築業界においてとても役立つ人材になる事が出来ます。

建築業界で重宝される資格が欲しいという人は、この建築施工管理技士の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。