測量士補

測量士補とは作成された計画に従って現場で実際に測量の作業をする人の事です。
名称に「補」が付く通り、測量士の補佐を行うというのが主な仕事内容になります。
工事をする時に測量というのは、初めに行うとても大事な作業です。
その測量の結果によってその後の工事の計画が決まっていきます。
その測量を現場で実際に行う測量士補には、それなりのしっかりとした技術が求められます。
ですから、この仕事をするには測量士補としての国家資格を取得する必要が理ます。

この資格試験を受ける為の受験資格は特に定められていないので、年齢や学歴、業務経験に関係なく誰でも受験する事が出来ます。
試験は筆記試験で行われ、試験科目は、測量に関する法規、多角測量、汎地球測位システム測量、水準測量、地形測量、写真測量、地図編集、応用測量といった内容になっています。

試験の合格率は、年によってバラつきがありますが、大体２５パーセント前後といったところなので、合格するのはそこそこ難しいと言えます。
ですから合格するには、しっかりと計画を立てて試験勉強をする必要があります。

試験会場は北は北海道から南は沖縄まで、全国各地で行われているので、行きやすい場所を探して試験を受けに行くといいでしょう。
無事に試験に合格すれば、資格を取得する事ができ、測量士補として現場で働く事が出来ます。
また、資格試験を受ける以外にも、大学や短期大学で測量に関する科目を修め卒業する事でも資格を取得する事が出来ます。

建築物や道路などの工事を行う場合には、測量を行う必要があり、そして、その仕事は資格を持った人しか行えないので、この測量士補の資格を持っていると土木建設会社、不動産会社などへの就職や転職がとても有利になります。
また、資格を持っている事によって昇給や昇進にも有利に働きます。

土木建設会社や不動産会社で働く時に役に立つ資格が欲しいという人は、この測量士補の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。