測量士

測量士とは住宅やビルの建設工事、土地の利用開発などの土木工事を行う際に、土地の位置や形状、面積を測定する仕事をする人の事です。
外を歩いていると、作業服を着た人が測定器を覗いて計測していたり、線を張ったりしているのを見かけた事があるという人も多いと思いますが、その作業をしている人が測量士です。

そして、ただ土地を測定するだけでなく、計画作成や作業進行の調整などの業務も行います。
その業務は幅広く、都市計画から上下水道整備、道路建設、区画整理まで、様々な工事に携わります。
この測量士は、測量法により、測量業者は一つの営業所につき1人以上の有資格者を設置する事が義務付けられています。

この仕事をするには、測量に関しての専門的な知識が必要となるので、この仕事に就くには測量士としての国家資格を取得しなければなりません。

資格を取得するには、．文部科学大臣の認定した大学や短期大学、高等専門学校において、測量に関する科目を修めて卒業して、学歴に応じた実務経験を積む方法や、国土交通大臣の登録を受けた測量に関する専門の養成施設で知識や技能を修得して、２年以上の実務経験を積むといった方法と、国土地理院が行う測量士試験に合格するといった方法があります。

この国土地理院が行う測量士試験を受ける為の受験資格は特にないので、学歴や業務経験、年齢に関係なく誰でも受験する事が出来ます。
試験は、測量に関する法規及びこれに関連する国際条約・多角測量・汎地球測位システム測量・水準測量・地形測量・写真測量・地図編集・応用測量・地理情報システム、といった内容になっています。
試験の合格率は１０パーセント程度とかなり低めなので、合格するには、対策をてててしっかりと試験勉強をしておかないと合格は困難と言えるでしょう。

この測量士の資格を取得する事が出来れば、測量士事務所や建築業界の様々な会社へ就職する際に、とっても有利になります。
建築業界で働く際に役立つ資格を取得したいという人は、この測量士の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。