浄化槽管理士

浄化槽管理士とは、汚水や雑排水を浄化処理して放流するための施設である浄化槽の保守点検や調整、またはそれに修理を行う人の事です。
この業務を行うには浄化槽に関しての専門的な知識が必要になるので、浄化槽管理士としての国家資格を取得する必要があります。

この資格を取得する為の受験資格は特に設けられていないので、年齢や学歴、業務経験に関係なく誰でも受験する事が出来ます。
試験の内容は浄化槽に関する概論・行政・構造及び機能・工事概論・点検、調整及び修理・清掃概論や水質管理に関する事が出題されます。

試験に合格するには、合格基準点は満点数の65パーセントになります。試験の合格率は大体２０～３０パーセント程なので、合格するのはなかなか難しい試験と言えるでしょう。
ですから受験する際には、参考書や問題集などを利用して計画的に勉強して、しっかりと準備を整えてから試験を受けるようにしましょう。

この浄化槽管理士の資格は、国家試験を受ける以外にも、浄化槽管理士講習を受講する事により資格を取得する方法があります。
この講習は13日間にわたって行われ、合計で80時間の講習を受けます。13日間連続で行われ、遅刻や早退、欠席は一切認められません。
講習の最終日には考査が行われ、講習で学んだ事がしっかり理解できているかどうかの試験を受けます。
この試験は落とす為のものではないので、まじめに講習を受けていれば不合格になる事はほとんどありません。
万が一この試験に不合格しても5回まで再試験を受ける事が出来ます。

この講習を受ける方が簡単に資格を取得する事が出来るのですが、連続で13日間の講習を受けなければならないので、仕事の休みを長期で取るのが難しいという人は、国家試験を受験する方法を選ぶしかありません。

国家試験に合格したり講習を了承して資格を取得する事が出来れば、浄化槽管理士として働く事が出来ます。この資格を取得していれば、手当てや収入アップが期待できるし、就職や転職の際にもとても有利です。

浄化槽の保守点検や修理を行う専門家として働きたいという人は、この浄化槽管理士の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。


浄化槽管理士　資格試験

関連サイト
(財)日本環境設備教育センター

受験資格　年齢や学歴、業務経験に関係なく誰でも受験できます。

試験日　10月第3日曜日