浄化槽技術管理者

浄化槽とは、生活排水を処理して下水道以外に放流するための設備です。
この浄化槽を管理するには国家資格である浄化槽管理士の資格が必要になりますが、処理対象人員が501人以上の施設にある大型の浄化槽を管理する為には浄化槽技術管理者を置く事が義務付けられています。

処理対象人員が501人以上の施設にあるような大型の浄化槽というのは、水質汚濁防止法の特定施設として放流水質の規制が厳しくなっているので、しっかりとした管理が要求されます。
ですから、この仕事を行うには、しっかりとした知識が必要とされるので、浄化槽技術管理者としての資格を取得する必要があります。

この資格を取得するには、３日間の講義を受ける必要があります。
講習を受ける為には、浄化槽管理士の資格を取得している必要があります、この浄化槽管理士の資格を取得する為の試験に関しては、学歴や実務経験、保有資格などに関係なく誰でも受験する事が出来ます。
受講地は全国に数ヶ所しかないので、住んでいる地域によっては泊りがけで講習を受けに行かなければいかねいという人もいる事でしょう。

講習内容は、浄化槽関係行政に関する事が３時間、浄化槽行政に関する事が４時間、浄化槽の点検、調整及び修理に関する事が５時間、水質管理に関する事が８時間の、計２０時間の講習となります。

講習の最終日には、講習の考査として試験が行われ、この試験の結果が合格基準に達していないと資格を取得する事は出来ません。
ただ、この試験は落とす為の試験ではないので、講習をまじめにしっかり聞いていれば、合格するのはそれほど難しくありません。
この試験が不合格になっても受講から3年の間は再考査の試験を受ける事が出来ます。
無事に試験に合格すれば、浄化槽技術管理者として働く事が出来ます。

浄化槽管理の仕事で、スキルアップをしたいという人は、この資格の取得を目指してみてはどうでしょうか。


浄化槽技術管理者　資格試験

関連サイト
(財)日本環境整備教育センター

受講資格　浄化槽管理士の資格保有者