廃棄物処理施設技術管理者
廃棄物処理施設技術管理者とは、一般廃棄物の処理施設や産業廃棄物の処理施設、最終処分場といった廃棄物処理施設において、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づいて施設が適正に維持管理されているかどうかを監督する人の事です。
廃棄物処理施設には、この廃棄物処理施設技術管理者を選任する事が義務づけられています。
環境問題に対する注目は年々高まってきているので、廃棄物の処理についての意識もとても高まってきています。
また、リサイクルによりゴミを減らすというのも、これからの環境問題の大きなキーワードです。そういった廃棄物処理に関係するこの資格は、これからますますニーズが高まる事が予想されます。
この仕事をするには廃棄物の処理に関しての知識が無くては勤まりません。
ですから、この仕事をするには廃棄物処理施設技術管理者としての国家資格を取得する必要があります。
この国家資格を取得するには、試験を受けるのではなく講習を受ける事により資格を取得する事が出来ます。
この講習を受ける為の受講資格は「基礎・管理過程」の場合は、年令が満20歳以上であれば、学歴や実務経験に関係なく誰でも受講する事ができます、「管理過程」の場合は、学歴に応じた実務経験が必要になります。
講習は扱える業務の範囲によって「ごみ処理施設」「し尿・汚泥再生処理施設」「産業廃棄物中間処理施設」「最終処分場」「産業廃棄物焼却施設」「破砕・リサイクル施設」「有機性廃棄物資源化施設」の7つのコースに分かれていて、それぞれに8~10日間にわたって講習を受け、講習の最後には修了試験が行われます。
修了試験は落とすための試験ではないので、まじめに講習を受けていればほとんどの人が合格します。
無事に修了試験に合格すれば廃棄物処理施設技術管理者として働く事ができます。
廃棄物処理関係の仕事でスキルアップしたいという人は、この廃棄物処理施設技術管理者の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。
廃棄物処理施設技術管理者 資格試験
関連サイト
(財)日本環境衛生センター
受験資格
「基礎・管理過程」は年令が満20歳以上なら誰でも受験できます
「管理過程」は学歴に応じた実務経験が必要
お勧め書籍紹介
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