義肢装具士

義肢装具士とは事故や病気などによって失ってしまった手や足を補う為に装着する義肢と呼ばれる物を制作する事に携わる仕事をする人の事です。
この義肢は一般的には義手や義足と呼ばれています。手や足の代わりとして装着する義肢は、装着する人にとって体の一部となるとても大事な物です。
なので、その制作も使用する人に合わせて使いやすいようにしっかりと作らなければいけません。

ですから当然の事ながら、この義肢を制作する人にはそれなりの技術や知識が必要になるので、この仕事をするには、それらの技術や知識があることを証明する為に国家資格を取得しなければいけません。

この義肢装具士の資格試験を受ける為の受験資格は、厚生労働大臣が指定した義肢装具士養成所において、定められた年数を通い、必要な知識及び技能を修得して育成所を卒業または卒業見込みの人となっています。
ですから、この資格の取得を目指すには、まず厚生労働大臣が指定した養成所に入学する必要があります。

義肢装具士養成所に入学するには、まず高校を卒業しなければいけません。
養成所は専門学校と4年生大学があり、専門学校の場合は卒業するには3年間勉強する事になります。
義肢装具士養成所は全国にそれ程数があるわけではないので、住んでいる地域によっては、通える場所にない場合もあります。

資格試験の内容は臨床医学大要や義肢装具工学などの科目も筆記試験のみになります。
受験資格を得るまでに、各養成所でしっかり勉強しなければいけないので試験の合格率はとても高く、受験者の約9割が合格します。

無事に試験に合格すると義肢装具士として働く事ができます。
この義肢装具士は人数に対して需要が多いので、就職にとても有利な資格と言えるでしょう。

義手や義足の製作に携わる仕事がしたいという人は、この義肢装具士の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。


義肢装具士　資格試験

受験資格
厚生労働大臣が指定した養成所を卒業または卒業見込みの人

試験日　3月上旬頃