助産師

助産師とは、妊婦に安全に出産する為の指導をしたり、出産時の介助、産後の女性に対しての教育や育児相談など、妊娠や出産に関して母子を幅広くサポートする仕事をする人の事です。
この助産師の仕事は女性しかなる事ができません。
当然の事ながら、これらのサポートをするにはそれなりの知識を持ち合わせている事が要求されるので、この助産師になるには厚生労働大臣が認定する国家資格を取得しなければなりません。

助産師の国家試験を受ける為に受験資格は、文部科学大臣の指定した学校で6カ月以上助産に関する学科を修めた者、または厚生労働大臣の指定した助産師養成所を卒業した者となっています。
これだけ見ると助産師の受験資格を取得するのはそれ程大変でないように見えますが、そんな事はありません。
これらの受験資格はあくまで看護師の資格をすでに取得している事が前提になっているからです。
看護師の資格を取得するには看護学科のある大学や専門学校を卒業しなければならないので、資格を取得するまでには時間もかかるし、覚えなければならない事もたくさんあります。

この助産師の受験資格を取得する為の一般的なルートは、4年生の看護大学に入学して、卒業までの期間にそこで定められた助産に関する学科を修めるという方法と、看護短大や看護専門学校を卒業した後に助産師育成学校に入学して卒業するという方法があります。
どちらのコースを選ぶにしても最低でも４年間は学校で勉強しなければならない事になります。
無事に定められた学校を卒業すれば助産師の国家試験の受験資格を取得する事が出来ます。

試験は基礎助産学・助産診断・技術学・地域母子保健・助産管理の科目になります。受験資格を得るまでに学校でしっかりと勉強してきているので、受験した人の９割程が合格しているようです。
無事に試験に合格すれば助産師として病院や保健センターなど様々な場所で活躍するする事が出来ます。

出産に関わる仕事をしたいという人はこの助産師の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。


助産師　資格試験

関連サイト
厚生労働省

受験資格
看護師の資格を取得している人女性で、指定された学科を収めた人、もしくは学校を卒業した人

試験日　2月下旬頃