社会福祉士

社会福祉士とは、身体や精神上の障害がある人や、環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある人に助言や指導を行う為の専門的知識や技術をもっている事を証明する資格です。
精神保健福祉士や介護福祉士と並ぶ福祉の国家資格の1つで、福祉に関わる公的資格、民間資格の中で最上級の資格になります。
困っている人の相談にのり、助言や指導をするというとてもやりがいのある仕事で、少子高齢化が進む現代において社会的なニーズはこれからますます高まる事が予想されるので、将来性のある仕事と言えるでしょう。

この社会福祉士の資格を取得するには、厚生労働大臣の指定を受けた「財団法人　社会福祉振興・試験センター」が実施する国家試験に合格しなければいけません。
この社会福祉士の資格試験を受験する為の受験資格は、福祉系の４年制大学を卒業した者や、短期大学等で指定科目を修学して卒業した後に指定施設において指定された年数の実務経験を積んだ者、定められた養成施設を卒業した者など、細かく定められた条件があります。
年齢に関する規定は特には無いようです。

試験内容は多肢選択式の学科テストで、人体の構造や機能、心理学、福祉サービス、社会保障など19の科目が出題され、福祉に関する幅広い知識が要求されます。
精神保健福祉士の資格を取得している人は免除される科目があります。

試験を受ける場所は北は北海道から南は沖縄まで全国各地にあるので、近い場所を探して試験を受けに行くといいでしょう。
試験の合格率は２５～３０パーセント程ですが、これから需要が高まる資格と言う事で、受験者数が年々増えているので、今後合格率はさらに低くなる事が予想されます。

将来、福祉関係の仕事がしたいという人は、福祉に関わる公的資格、民間資格の中で最上級の資格になる社会福祉士を目指してみてはどうでしょうか。


社会福祉士　資格試験

関連サイト
厚生労働省　社会福祉士の概要

受験資格　年齢制限は無いが、学歴、実務経験などの細かい規定があります。

受験日　1月末（年1回）