消防官
消防官とは、火災や震災から人々の生命や財産を守る仕事を職務とする国家公務員です。
この消防官になるには国家公務員としての資格試験に合格しなければなりません。この消防官の資格試験は、Ⅰ~Ⅲ類と専門系の区分に分かれています。
受験資格に関しては各自治体により違いがありますが、Ⅰ類は年齢が22歳以上30歳未満で大学卒業または卒業見込みの者、Ⅱ類は年齢が20歳以上30歳未で短大卒業程度の学力を有する者、Ⅲ類は年齢が18歳以上30歳未満で高校卒業程度の学力を有する者、専門系は年齢が22歳以上30歳未満で大学卒業または卒業見込みの者、というのが大体の基準と考えていいでしょう。
また、消防官という職業は火災や震災の現場で働くというハードな仕事なので、それに見合う肉体の強さも要求されるので、受験資格に身体基準もあります。
この身体基準は男性が身長160cm以上、体重50kg以上、胸囲が身長の2分の1以上、肺活量3000cc以上といったところで、女性が身長155cm以上、体重45kg以上、胸囲が身長の2分の1以上、肺活量2500cc以上となっています。
この数字はおおむねなので多少足りない程度は合格の枠内と考えていいかもしれません。
また、その他にも視力や聴力、握力などの身体基準もあります。
1次試験は一般教養試験に作文試験、適性検査を行い、2次試験では口答試験や身体検査や体力検査が行われます。
この消防官の試験は年に複数回実施する自治体もあり、同じ年に再び試験を受ける事も可能です。
試験の合格率は区分によって違いはありますが、どれも合格率は低く狭き門となっています。
試験に合格するとその後、消防学校に入学して6ヶ月間の訓練を経て現場日配属されます。
この消防学校ぬい通っている期間も国家公務員としての給与が支給されます。
消防官になることができれば、国家公務員としての安定した給与と補償を得ることができます。
火災や震災から人々の生命や財産を守るというやりがいのある仕事がしたいという人は、この消防官を目指してみてはどうでしょうか。
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