海上保安学校学生
海上保安学校学生とは、海上保安業務に必要な知識や技能を学んだり心身の錬成を行う事により、実践に即応できる人材を育成する事を目的に設置された京都府の舞鶴市にある海上保安学校の学生の事です。
全寮制なので、学校で教育を受けている期間は寮生活を送ります。
この学校に入学した学生は、海上保安庁の職員としいう国家公務員の扱いになります。
ですから、学生でありながら、国家公務員としての給与やその他の福利厚生などの手厚い手当てを受ける事が出来ます。
この海上保安学校には、巡視船艇の運航に必要な知識や技能及び海上取締に関する知識を身に付ける「船舶運航システム過程」と、海上保安庁の航空機のパイロットになるための知識を習得する「航空過程」、通信機器の運用・管理と航行安全に必要な知識や技能を知識を習得する「情報システム過程」、航海の安全の確保の為に必要な海洋データを収集・解析して提供する為にに必要な知識や技能を学ぶ「海洋科学過程」の4つの課程があります。
教育機関は、情報システムは2年ですが、それ以外の3つの過程は1年間となります。
海上保安学校に入学する為の受験資格は、受験する年の4月1日の時点で年齢が24歳未満の者で、高等学校又は中等教育学校を卒業又は卒業見込みの者、または高等専門学校の第3学年の課程を修了又は修了する見込みの者となっています。
1次試験は国語や社会、数学、理科、英語など一般教養と、それぞれの過程により教科が分かれる学科試験があります。
2次試験は人柄や対人的能力などについての個別面接をする人物試験に、身体検査、身体測定、体力検査などが行われます。
試験を受ける場所は全国各地にあり、好きな場所を選んで試験を受けることが出来ます。
合格率は各過程によってバラつきがありますが、どの過程も合格率はかなり低いので、合格するのは大変と言えるでしょう。
ですが、見事に合格することが出来れば、公務員である海上保安庁の職員としての安定した給与を得る事ができます。
将来、海上保安庁の職員として働きたいという人は、この海上保安学校の入学を目指してみてはどうでしょうか。
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