特別支援学校教諭免許状

特別支援学校教諭免許状とは視覚や聴覚、知的障害などさまざまな障害のある子供を指導する特別支援学校で教師として働く為に必要な免許状の事です。
特別支援学校とは、障害を持った子供の教育機関だった盲学校や聾学校、養護学校に分かれていたものを学校教育法の改正によって統一した学校の事です。
この学校で教師として働く特別支援学校教諭は、障害というハンデを背負った児童の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するというとてもやりがいのある仕事です。

特別支援学校教諭免許状を取得するには、幼稚園や小学校、中学校、高校で教師にとして働くために必要な教員普通免許状を取得する必要があります。この教員普通免許状を取得するには、大学や短大に入って定められた単位を修得する必要があります。
この教員普通免許状は、専修・１種・２種に分かれていて、それぞれの免許状を取得する為の基礎資格は専修が修士の学位を有する者、一種は学士の学位を有する者、二種は短期大学士の学位を有する者となっています。
ですから、特別支援学校で教師として働きたいという人は、まず専修・１種・２種といった教員普通免許状を取得しなければいけないので、大学や短大に入学する必要があります。

その大学や短大で教員普通免許状の取得に必要な学科の単位を取得しつつ特別支援学校教諭免許状取得に必要な学科の単位を取得すれば取得する事が出来ます。
また、大学や短大で特別支援学校教諭免許状取得するために必要な学科の単位を取得していなくても教員普通免許状を取得していれば、独立行政法人国立特殊教育総合研究所や各都道府県等の特殊教育センターなどが実施する講習を受講して資格を取得する事も出来ます。

しかし、この資格を取得したからと言ってすぐに特別支援学校で教師として働けるという訳ではありません。
小学校や中学校などの教師の仕事とと同じで、採用試験に合格してはじめて、この仕事に就く事が出来ます。この、資格を取得するよりも、この採用試験に合格する方が難しいのです。

ですが、採用試験に合格して特別支援学校の教師になる事が出来れば、障害というハンデを背負った児童を教育するというとてもやりがいのある仕事をする事が出来ます。
そんなやりがいのある仕事をしたいという人は、この特別支援学校教諭免許状の取得を目指してみてはどうでしょうか。