高等学校教諭普通免許状

高等学校教諭普通免許状とは高校で教師として働くのに必要となる国家資格の事です。
高校の先生というのはテレビのドラマでもよく扱われるので、憧れているという人も結構多いのではないでしょうか。
また、高校は部活動も盛んなので、部活の顧問になれば生徒と一緒にスポーツや芸術などに情熱を傾ける事も出来ます。
人生にとって特別な３年間になる高校生に勉強を教え進路の相談に乗り、そして共に部活動で情熱を燃やす高校の教師はとてもやりがいのいある仕事と言えるでしょう。

高等学校教諭普通免許状は１種と専修の二つがあります。
１種を取得するには4年制の大学で所定の教科や教職科目の単位を習得して卒業する必要があり、専修は４年生大学で１種を取得するか所定資格を得て大学院修士課程で定められて教科や教職専門科目の単位を習得する必要があります。

大学で指定された単位を習得する事により高等学校教諭普通免許状を取得する場合は、試験を受けることなくこの資格を得る事が出来ます。
この４年生の大学で取得するというのがもっとも一般的な方法なので、これから高校の教師を目指すという人はまず、大学への入学を目指す必要があります。

高等学校教諭普通免許状は大学で単位を修得すれば取得できるので、資格としてはそれほど難易度が高いわけではありません。
しかし、資格を持っていれば誰でもすぐに高校の教師になれるかと言うと残念ながらそうではありません。
高校で教師として働くには、この高等学校教諭普通免許状を取得した後に、各都道府県の教育委員会が実施する教職員採用試験や各私立学校で行っている採用試験に合格しなければなりません。
この採用試験の合格率がとても低いので、簡単には教師として働く事は出来ないのです。

それでも高校教師というやりがいのある仕事に就きたいという人は、まず高等学校教諭普通免許状の取得を目指しましょう。