司書教諭

司書教諭とは学校図書館で司書業務を行う仕事をする人のことで学校図書館司書教諭とも呼ばれています。
主な仕事内容は学校の図書館に置いてある本や資料、ＣＤ、ＤＶＤの管理や雑務です。
また、生徒に本に興味を持ってもらえるような企画を考えたり、探している資料の相談にのったりなどの学校の図書館を有効に使ってもらうための活動も行ったりします。
本や資料の整理や管理を行う司書教諭の仕事は、本が好きな人にとってはとってもやりがいのある仕事といえるでしょう。

この司書教諭の仕事をするには国家資格を取得する必要があります。
この司書教諭という仕事自体が基本的には学校の教師の仕事の中の1つとなるので、この資格を資格を取得する為には教育職員免許法に定める小学校や中学校、高等学校，盲学校、聾学校若しくは養護学校の教諭の免許状を有する必要があります。
そしてさらに大学で学校経営と学校図書館・学校図書館メディアの構成・学習指導と学校図書館・読書と豊かな人間性・情報メディアの活用の単位を取得する必要があります。
ですから、司書教諭の免許が欲しいという人はこれらの単位が取れる大学に進学するのがいいといえるでしょう。

しかし、この司書教諭の仕事をするには教師として学校に採用されなければいけません。
教師として働くには教諭免許状を取得して、採用試験に合格しなければなりません。
ですから、司書教諭として働きたいというならば、まず初めにしなければいけないことは大学の教育学部で教員免許を取得する為に必要な単位を修得する事と言えるでしょう。
教員免許を取得しても採用試験に合格するのが大変だし、司書教諭の募集人数自体もそれほどあるわけではないので、この仕事に就くのは難しいといえるでしょう。

しかし、この司書教諭の仕事に就くことができれば、大好きな本に囲まれた職場で働くことが出来ます。学校の図書館で仕事がしたいという人は、この司書教諭の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。