一般曹候補生

一般曹候補生とは、陸上・海上・航空自衛隊の曹となる自衛官を養成する制度です。従来の一般曹候補学生と曹候補士に代わり平成19年度から募集を開始した新たな任用区分です。
自衛隊は国の安全を守るというとてもやりがいのある仕事です。そして、どうせこの世界で仕事をするなら上の階級で働いたほうが給与も高いし、やりがいもあります。
この一般曹候補生の資格は、その上の階級に行く為の資格です。

受験資格は年齢が18歳以上27歳未満の人となっています。
学歴などの規定は特に無く、受験資格の年齢も幅広くしているので、高校新卒者はもちろん、高専卒や大卒の人そして社会人の人まで多様の人が受験することが出来ます。

１次試験は学科試験を受けます、その内容は国語総合、数学Ⅰ、英語Ⅰの3教科です。試験の内容は高校卒業程度の学力が求められる内容になっています。
また、７００字程度の作文の試験もあります。

１次試験が合格したら、口述試験と身体検査の２次試験があります。
その任務の内容から、強く健康な体を求められるので、身体検査は様々な規定をクリアしていないといけません。
まず、身長は男子は１５５ｃｍ以上、女子は１５０ｃｍ以上となっています。
胸囲や体重も身長と均等を保っている基準に達していないといけません。
た、肺活量が男子は３０００ｃｃ以上、女子は２４００ｃｃ以上、そして視力や聴力、歯の健康状態もチェックされます。

合格率は陸上・海上・航空によって差はありますが、全体的に見ると男性が３～４％で女性が８～９％と、合格はかなりの難関になっています。
試験に合格後は、まず教育課程で中堅陸・海・空曹として必要な資質を養い、一般曹候補生として部隊勤務に必要な基礎的知識及び技能を修得していきます。
その後、部隊配置となり、部隊勤務を通じて、各種技術等の教育訓練を受けます。
そして採用後から約2年9月経過以降、選考によって3等陸・海・空曹に昇任、全国の部隊に配置されます。

国の安全を守る自衛隊として働きたいという人は、この一般曹候補生の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。


一般曹候補生 資格試験

関連サイト
防衛省・自衛隊:自衛官募集ホームページ


受験資格　18歳以上27歳未満で学歴などの規定は特になし