船内荷役作業主任者

船内荷役作業主任者とは、船舶に荷物を積んだり降ろしたりする時や船舶の中で荷物を移動させる作業する時に、その作業を行う人達の作業主任として、揚貨装置などの誤操作等による荷の落下等による労働災害を防止するように勤める人の事です。また作業の安全のために通行設備、荷役機械、工具等の点検・整備も行います。
この任務を勤めるには、それなりに積荷の安全に対する知識が必要とされるので、その知識があることを証明する為に船内荷役作業主任者の資格があります。

この船内荷役作業主任者の試験を受験する為の受験資格は、揚貨装置運転士、クレーン・デリック運転士、移動式クレーン運転士の免許を取得してから4年以上船内荷役作業の業務に従事した経験がある人とされています。
ですから、この船内荷役作業主任者の資格は、すぐに取得できる物ではなく、実際に船舶での積荷などの作業の経験が必要となります。

試験の内容は、揚貨装置やクレーンの構造と取扱いの方法についてや荷役機械及び荷役用具の点検の方法、保護具の使用および保守点検の方法といった船舶設備、荷役機械に関する知識などの他に、玉掛け作業に関する知識や荷役の方法に関する知識、積荷などの作業を指揮に必要な知識など、荷物を安全活スムーズに扱う為の幅広い知識が求められます。

この船内荷役作業主任者の資格を取得していれば、船舶に荷物を積んだり、降ろしたりする作業において、その作業を安全に行うための知識を持っている人材ということで重宝されます。
この、船内荷役作業主任者の仕事を任されれば昇給も充分に考えられます。

船舶の荷物に関わる仕事をしているという人は、スキルアップの為にこの資格取得を目指してみてはどうでしょうか。


船内荷役作業主任者　資格試験

受験資格
揚貨装置運転士、クレーン・デリック運転士、移動式クレーン運転士の免許を取得してから4年以上船内荷役作業の業務経験がある人。

試験日　地域により異なります。