揚貨装置運転士
揚貨装置とは、港において荷物の積み下ろしをする為に船舶に装備されているデリックやクレーンの事です。
同じクレーンでも船舶側でなく港湾側に設置されたクレーンは揚貨装置とは呼びません、船舶に設置されたもののみを揚貨装置といいます。
貨物船などの船舶は、港においての荷物の積み下ろしにこの揚貨装置が大活躍します。
その操縦を行う人のことを揚貨装置運転士と呼びます。
揚貨装置運転士の人は荷物をつり上げてクレーンを操縦するわけですから、クレーン運転に関する技術や安産に関する充分な知識が必要になります。
それらの技術や知識があることを証明する為に揚貨装置運転士という国家資格があります。
この揚貨装置運転士の資格を取得すればつり上げ荷重が5t以上の揚貨装置が運転できるようになります。
この揚貨装置運転士の資格試験は全国の安全衛生技術センターにおいて行われます。試験の内容は学科と実技があり、学科では揚貨関係法令装置に関する知識や原動機及び電気に関する知識、揚貨装置の運転のために必要な力学に関する知識、その他など、揚貨装置に関する基本的な問題が出題されます。
実技試験は、揚貨装置の基本運転から応用運転、揚貨装置の運転のための合図を行います。
試験の合格率は学科が約7割、実技が約9割とそれほど難易度の高い試験ではありません。
しっかりと勉強しておけば合格できる資格です。
受験資格は、年齢や学歴など特に規定は無いのですが、満18歳に達するまでは免許証を交付されないとの事なので、18歳未満でも試験を受けて合格する事は出来ますが、免許をもらえるのは18歳になってからです。
船舶関係の仕事がしたいという人は、この揚貨装置運転士の資格を取得していれば、ステータスの一つになるので、船舶関係の職場で働きたいという人はこの揚貨装置運転士の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。
揚貨装置運転士 資格試験
関連サイト
安全衛生技術センター
受験資格 年齢学歴に関係なく誰でも受験できます。
受験日 地域によって異なる。
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