大型特殊免許

大型特殊免許とは、自動車の中で特殊な形状している特殊自動車を運転するために必要な免許です。
特殊自動車は大型特殊と小型特殊の二つに分かれていて、最高速度が15キロ以下、全長4.7m以下、全幅1.7m以下、全高2.8m以下の車両は小型特殊自動車になり、それよりもサイズが大きいものは大型特殊自動車になります。

特殊自動車で一般的なものはショベルカーやクレーン車、フォークリフトなどの車や、キャタピラで走るような車です。これらの特殊な形状の車は、普通自動車の免許では運転感覚が違うので、慣れていないと上手く運転することが出来ません。
特に戸惑うのが特殊自動車は後輪のタイヤが曲がるタイプの物が多いことです。
一般的な自動車はハンドルを切ると前輪のタイヤが回りますが、フォークリフトのような特殊車両はハンドルを切ると後輪のタイヤが曲がるタイプが多いので、運転感覚がずいぶんと違ってきます。
なぜ後輪タイヤが曲がるのかというと、スペースが限られた建築現場や工場内では車両の小回りを利かすには、後輪のタイヤが曲がる方が小回りが利くからです。

大型特殊免許を取得する方法は、他の自動車免許と同じように、指定自動車教習所へ通って技能卒業検定に合格して取得する方法と、運転免許試験場で技能試験を直接受験するいわいる一発試験と呼ばれる２つの方法があります。
運転を練習できるような環境があれば一発試験で合格を目指してもいいと思いますが、そうでない人は教習所でしっかり運転技術を学んだ方がいいでしょう。

大型特殊免許の免許を持っていれば、建築現場や工場などでの活躍の場があるし、それ以外にも農耕トラクタや・ロータリ除雪自動車など運転できる車両の幅が広がるので、さまざまな仕事で役に立ちます。
特殊な車両を運転して現場で活躍したいという人は大型特殊免許の取得を目指してみてはどうでしょうか。


大型特殊免許　資格試験

受験資格　１８歳以上

試験日　年中行っています