けん引 免許

けん引免許とは、貨物用トレーラーやキャンピングトレーラー、台車に載せた小型船舶など750kg以上の重量の物をけん引して運転する場合に必要となる運転免許です。
大型自動車・中型自動車・普通自動車・大型特殊自動車のいずれかで他の車をけん引する時に、それぞれの免許が必要になります。
車の総重量が750kg以下の車をけん引するときや、故障車をロープやクレーンなどでけん引する場合は、けん引免許がなくても大丈夫です。

けん引車が主に活躍するのは運搬業界です。特に大きな貨物を運ぶ場合に活躍していて、けん引車でしか運べないような貨物もあるので、運搬業界ではこのけん引免許を持っていると何かと重宝されるでしょう。
また、一般道路での運搬業務以外にも、けん引車の運転免許を取得していれば、空港や港などで貨物を扱う仕事をするという道も開けてきます。

けん引車は他の車と違い、荷台と車本体の連結部分を軸に角度がつくので、独特の運転感覚が必要になってきます。
特にバックで車を入れるときは、通常の車のバックの仕方では上手く思ったようにいきません。また普通に道を曲がる時の感覚も全然違います。
ですからけん引車の運転免許を取得するには、それらの独特な運転感覚を身に付けなければいけません。
このけん引免許は、自動車の運転免許にプラスされるものなので、取得するには自動車の運転免許を取得していることが条件となります。

トレーラーバスなどを、営業のために運転する場合は「けん引二種免許」が必要になります。
けん引免許を取得していれば、運送業界や建築業界で活躍の幅が広がります。
車を運転する仕事でスキルアップを目指す人はこのけん引免許の取得を目指してみてはどうでしょうか。


けん引免許　資格試験

受験資格　
18歳以上で普通自動車、大型自動車、大型特殊車のいずれかの免許を保有していること。

受験日　年中行っています。