クリーニング師

クリーニング師とはクリーニング屋でアイロンがけ、しみ抜きなどの業務を行う人です。
クリーニング屋を営業するにあたって各店舗に必ず一人はこのクリーニング師を置くことが義務付けられています。
クリーニング屋の仕事は家庭ではクリーニングするのが難しい衣類の洗濯やしみぬきを行います。
こういった仕事は時代の流れにあまり左右されないので、クリーニング屋の仕事が無くなる事はありません。

もちろん、このクリーニング師の仕事は独立開業に直結する資格です。
自分で独立開業すれば定年はないので、歳をとっても働くことができます。
クリーニング屋というと地味な商売の印象を持っている人も多いかもしれません。
たしかにクリーニング屋はたくさんあるので、どこのお店もすごく儲かっているということはないと思います。
しかし、このクリーニング業界は技術が物をいう世界なので、他ではなかなかできないような技術を身につけて、それを営業努力して多くの人に知ってもらえれば、十分に高収入も期待できます。

クリーニング師の試験の内容は各都道府県によって多少の差はあるようですが、試験の内容は、衛生法規に関する知識、公衆衛生に関する知識、洗たく物の処理に関する知識などの学科試験のほかに、白地や無地で綿混紡ﾜｲｼｬﾂなどのｱｲﾛﾝ仕上げ、いろいろな種類の繊維の鑑別、口紅や墨などｼﾐの鑑別などの実地試験も行われます。
クリーニング師の資格試験の難易度はそれほど高くなく、合格率は毎年６０パーセント以上のようです。

クリーニング師の免許を取得してからも、新しいファッション素材の取り扱い方や溶剤など、年々新しく高度の知識が要求されるので、定期的に「クリーニング師研修」という講習を受けなければならないことが義務付けられています。
将来、独立開業したいという人はクリーニング師の資格を目指してみてはどうでしょうか。


クリーニング師　資格試験

受験資格　
中学卒業者、またはそれと同等の学力があると認められる人

受験日　年１回　２月