不動産鑑定士

不動産鑑定士とは地域の環境や諸条件を考慮して不動産の有効利用を判定し、適正な地価を判断することが出来る国土交通省土地鑑定委員会が実施する国家試験を合格した人に与えられる国家資格です。
不動産鑑定士は、不動産の価格についてだけでなく、不動産の適正な利用についての専門家でもあります。

不動産鑑定士の仕事内容は公共団体、民間企業、個人等からの鑑定依頼により、指定された土地や建物等の不動産を実地調査して、費用性や市場性、収益性等を分析して、総合的に判断して不動産鑑定評価基準を基に適正な価格を導き出し報告します。
また不動産物件の鑑定の他にも、不動産の適正な利用についての専門知識を生かして、不動産の有効活用や、開発計画などを個人や企業にアドバイスするコンサルティング業務も行ないます。

不動産鑑定士の資格取得者は鑑定士事務所に就職することが多いようです、その他には不動産を扱う金融機関、不動産会社など様々な就職先があります。
不動産のエキスパートとしての能力があることを証明できる資格なので、この資格を持っていれば就職に困るということはまず無いといっていい程の資格です。
もちろん収入の面でもかなり優遇されます。また自分で独立して事務所を開く道も大いに開かれてきます。

不動産鑑定士の資格取得の難易度はすごく高いといわれています。
その難易度は司法試験、公認会計士試験と並んで高く、これらの国家試験を総称して三大国家試験と呼ばれる程です。
合格率も１０パーセント前後ととても難関の資格です。
しかし資格取得のメリットはかなりあるので、興味がある人は頑張って取得を目指してみてはどうでしょうか。


不動産鑑定士　資格試験

受験資格　学歴、業務経験に関係なく誰でも受験することが出来ます。