弁理士

弁理士とは、企業の特許権や実用新案権、商標権などの産業財産権の申請を代行などに関するすべての手続きを業務として代理することができる技術と知識を持っていることを国が認めた国家資格です。
合格率は毎年１０パーセントに満たない、合格が難関の資格です。

特許権、実用新案権、意匠権、商標権などの産業財産権の申請には適切な図面や書類の作成、複雑な申請手続きなど、高度な専門知識が必要とされます。
この産業財産権の申請代行は、弁理士の資格を持っている人しか行うことが行うことが出来ない独占業務です。
近年、知的財産権に関することががさまざまな分野で大きく問題になっていて、産業財産権の申請業務への関心度はますます高まっています。
しかし弁理士の人数は全体的にまだまだ少ないのが現状なので、弁理士は非常にニーズが高い仕事といえるでしょう。

弁理士の資格を持っていれば、ソフトウェア、電気、機械、化学など、発明に関連した分野の企業に就職する際に大きな武器になります。
また、経験を積んでいけば、特許申請事務所として独立開業することも可能な資格です。
２００２年の法改正で、特許権などの侵害訴訟において、弁理士も弁護士のように法廷で代理人を務めることができるようになるなど、仕事の幅が広がっています。
また企業活動のグローバル化に伴い海外企業との折衝などが多くなってきているので、語学力を身につければ活躍の場はさらに広がっていきます。
弁理士の仕事は、時代の流れと共に勉強しなければならない事が多い仕事ですが、やりがいのある仕事なので興味にある人は目指してみてはどうでしょうか。


弁理士　資格試験

受験資格　学歴や業務経験に関係なく誰でも受験できます。

受験日　一次試験　５月