獣医師

獣医師とは動物を治療や診察することが出来る知識と技術を持っていることを国が認めた国家資格です。
一般的に獣医師というと、身近に接するペットを診察してもらう動物病院の先生なので、動物病院の先生の事と思いがちですが、動物病院での診断以外にも活躍する場はたくさんあります。

乳牛をはじめ牛肉、馬、豚、鶏など家畜の診療と病気の予防、飼養衛生管理の指導、家畜の伝染病防疫や家畜の改良増殖の仕事など農林水産分野も獣医師の大事な仕事です。
またスーパーや精肉店などに並んでいる牛肉や豚肉の食品の安全性を調べる公衆衛生分野の仕事も行います。

獣医師の資格を持つと、全国の空港や海港に設けられた検疫所や動物検疫所、食肉衛生検査所、保健所、都道府県や市町村などの地方公共団体が運営する動物園や水族館などの公務員の仕事に就くことが出来ます。
また、乳業・食肉を扱う食品メーカーにおいても獣医師の需要があり、この他にも競走馬の管理など様々な場で獣医師は活躍しています。
一般的にイメージする、ペットを診察するような動物病院で診察している獣医師の人は全体の３割程度だそうです。

獣医師の国家資格を持っていれば、公務員という選択肢もあるし、食品メーカーの一般企業にも需要があります。
もちろん、自分で動物病院を開業するという独立の道も開かれています。
動物病院の先生は、ペットブームが広がる中、人数が少なくますます需要が上がっている業種です。
このように、この資格を取得していれば、その能力を活かして様々な分野で活躍する事が出来ます。

動物が好きで、動物に関わる仕事がしたいという人は獣医師の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。

獣医師　資格試験

受験資格
学校教育法に基づく大学において獣医学の正規の過程を修めて卒業した人。