高所作業車運転者

高所作業車運転者とは、高所における工事・補修・点検などの作業を行うために使用する高所作業車を運転する人の事です。
足場を組まずに高い場所での作業をする事ができる高所作業車というのは、様々な職場で使われています。

カゴに人を乗せて高い場所に運ぶという作業を安全に行うには、しっかりとした知識と技術が必要になります。
ですから、この仕事をするには高所作業車運転者としての資格を取得する必要があります。

この資格は、試験を受けるのではなく、講習を受ける事により取得する事が出来ます。
そして、この高所作業車運転者の資格は作業床の高さが10m以上と10m未満の2つの区分があります。
10m以上の場合は技能講習、10m未満の場合は特別教育と呼ばれる講習を受けます。

受講資格はどちらも年齢が18歳以上という事以外は時に規定が無く、学歴や業務経験に関係なく受講する事ができます。

講習内容は、技能講習・特別教育共に、作業に関する装置の構造および取扱の方法に関する知識、原動機に関する知識、運転に必要な一般的事項に関する知識、関係法令といった学科に、作業のための装置の操作の実技といった内容になります。
技能講習は学科と実技に終了試験がありますが、落とす為の試験ではないので、講習をしっかりと聞いていれば落ちる事はほとんどありません。

講習を修了すれば高所作業車運転者の資格を取得する事が出来ます。
この高所作業車を公道で運転する場合には、運転する車両重量により各運転免許を取得する必要があります。

高所で作業を行う業種で働くのに役立つ資格が欲しいという人は、この高所作業車運転者の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。