鉛作業主任者

鉛作業主任者とは、鉛を扱う作業現場において作業員が鉛や鉛化合物の汚染によって健康を損ねないように管理する人の事です。
鉛を扱う作業現場においては、この鉛作業主任者を選任しなければならない事が法律で義務付けられています。
鉛というのは有害物質なので、それを扱う現場では注意しないと現場の作業員が健康を害してしまう恐れがあります。
ですから、そういった事が無い様に現場を管理する鉛作業主任者は、人の安全を守るとても重要な仕事と言えるでしょう。

この仕事をするには、鉛に関してなどの専門的な知識が必要になるので、鉛作業主任者としての資格を取得する必要があります。
この資格は試験を受けるのではなく、講習を受ける事によって資格を取得する事が出来ます。
受講資格は特になく、学歴や業務経験に関係なく誰でも受講する事が出来ます。

講習の内容は、健康障害及びその予防措置に関する知識、作業環境の改善方法に関する知識、保護具に関する知識、関係法令といった内容で、講習の最後には修了試験が行われます。
この修了試験は、それほど難しい試験ではないので、講習をしっかりと聞いていれば落ちる事はまずないと言えるでしょう。
修了試験に合格すると、鉛作業主任者の資格を取得する事が出来ます。
この資格を取得していれば鉛を扱う業種で働く場合に、責任あるポストに付く事が出来るようになります。

鉛を扱う職場に置いて役立つ資格が欲しいという人は、この鉛作業主任者の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。