価値ある資格を取得してスキルアップしよう

衛生工学衛生管理者


衛生工学衛生管理者とは、有害なガスや蒸気、粉じん等を発散する作業場において、その環境を改善したり、点検や指導を行う人の事です。
働いている人の数が500人を超える事業場で、30人以上を特定の有害な業務に従事させている場合には、この衛生工学衛生管理者を選任しなければならない事が法律で義務付けられています。
有害なガスや蒸気、粉じんが発生する様な作業場というのは、気をつけないと、思わぬ事故が起きたり、健康被害が出てしまったりする事があります。
そういった事が起きないように、しっかりと作業環境の改善や点検、指導を行う衛生工学衛生管理者の仕事というのはは、人の安全を守るとても重要な役割と言えるでしょう。

この衛生工学衛生管理者の仕事をするには、衛生工学についてなどの専門的な知識が必要になります。
なので、この仕事をするには衛生工学衛生管理者としての資格を取得する必要があります。
この衛生工学衛生管理者の資格は、試験ではなく講習を受ける事によって取得する事が出来ます。

受講資格は、大学または高等専門学校で工学または理学に関する課程を修めて卒業した人、職業能力開発大学校における長期指導員訓練過程の指導員訓練を修了した人、第1種衛生管理者、労働衛生コンサルタント、作業環境測定士の資格を取得している人などになります。

講習内容は、労働基準法や労働安全衛生法、労働衛生工学知識、職業性疾病の管理知識、労働生理知識といった内容で、数日間にわたり講習を受けます。
講習の最後には筆記試験による修了考査があります。
この試験は落とす為の試験ではないので、まじめに講習を受けていれば、落とされるという事はまずありません。

無事に修了考査の試験に合格すれば、衛生工学衛生管理者の資格を取得する事が出来ます。
この資格を取得していれば、鉱業や林業、建設業、製造業といった、様々な業種の職場で、その専門知識を活かす事が出来ます。
また、資格を取得している事により、手当て出たり給与のアップも期待できます。

様々な業種の作業場で役立つ資格が欲しいという人は、この衛生工学衛生管理者の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。
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