臨床工学技士

臨床工学技士とは、医師の指導のもとに人工透析装置や人工心肺装置、人工呼吸器などをはじめとする生命維持管理装置や医療機器の操作や保守点検を行う技術者の事です。

この臨床工学技士の人は、その仕事内容から当然の事ながら活躍の場は病院になります。
病院で使用する生命維持管理装置や医療機器というのは、操作を誤ったり不具合が発生すると患者の命に危険を与えてしまいます。
そういったトラブルが起きないようにしっかりと操作や保守点検を行う臨床工学技士の仕事というのは、医療の現場においてとても重要な役割を占めていると言えるでしょう。

この仕事をするには当然の事ながら医療機器に関する知識が必要になるので、臨床工学技士としての国家資格を取得しないとこの仕事に付くことは出来ません。
臨床工学技士の国家資格を受ける為の受験資格は、大学に入学する資格のある者で大学、高等専門学校又は厚生労働省令で定める専門学校、養成所で指定された学科を修学した者となっています。

大学に入学してこの資格を目指す場合は臨床工学科や医用電子工学科などの学科がある大学に入学する必要があります。
短大や専門学校の場合は臨床工学科がある学校に入学して3年間定められた学科を修学しなければなりません。

臨床工学技士の国家試験の合格率は、受験資格を得るまでに大学や専門学校でしっかりと勉強しなければいけないので、約7割ほどが合格するという高い合格率になっています。
無事に試験に合格して資格を取得すれば、臨床工学技士として病院などの医療の現場で活躍する事ができます。

高度な医療器具がどんどん開発されている現代において、この臨床工学技士の需要はますます高まっていく事が予想されるので、とても将来性が高い資格と言えるでしょう。

医療機器に関わる仕事がしたいという人は、この臨床工学技士の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。


臨床工学技士　資格試験

受験資格
大学入学の資格を持つ人で、大学や短大、専門学校や養成学校で定められた学科を修学した人

受験日　3月上旬頃