自衛隊幹部候補生

自衛隊幹部候補生とは、一般・技術・歯科・薬剤科のコースから各自衛隊の幹部自衛官となる者（パイロット要員含む）を養成する制度の事です。
身分は特別職国家公務員で、公務員としての給与や賞与、福利厚生などの手当てを受ける事が出来ます。
この幹部候補生の採用試験には、「一般幹部候補生」「海上技術幹部候補生」「歯科、薬剤科幹部候補生」の3つのコースがあります。

一般幹部候補生は、一般大学の文系および理工系から進む通常の幹部候補生コースです。
この一般幹部候補生には海上・航空自衛隊の飛行要員および陸上・航空自衛隊の技術要員も含まれます。
海上技術幹部候補生は、大学の理工系から進むコースで、専門技術を生かして海上自衛隊の技術関係職域で活躍する幹部候補生コースです。
歯科・薬剤科幹部候補生は、大学の歯科・薬学系から進むコースで、自衛隊の衛生分野の担当として病院等で活躍する歯科医官・薬剤官を育成します。


受験資格は一般と海上技術幹部候補生が、受験する年の４月１日の時点で年齢が２２歳以上２６歳未満の者で、学校教育法に基づく大学院において正規の課程を２年以上修め、修士の学位を受けた者、または学校教育法に基づく大学（短大は除く）を卒業した者となっています。
歯科・薬剤科幹部候補生の受験資格は、年齢制限が、試験を受ける年の４月１日の時点で、歯科幹部候補生が２０歳以上３０歳未満、薬剤科幹部候補生が２０歳以上２６歳未満の者で、それぞれ大学で歯学や薬学の正規の課程を納めた者となっています。
一般と海上技術幹部候補生は身長や肺活量、視力、聴力といった身体検査の合格基準もあります。

この自衛隊幹部候補生の試験の合格率はとても低いですが、無事に合格する事が出来れば、自衛隊の幹部として活躍する道が開けます。
自衛隊で幹部になって活躍したいという人は、この自衛隊幹部候補生を目指してみてはどうでしょうか。