家庭裁判所調査官補Ⅰ種
家庭裁判所調査官補Ⅰ種とは、家事事件の審判や調停をしたり、少年事件に対する措置の決定などを行う家庭裁判所調査官になる為に必要となる資格です。
この家庭裁判所調査官の仕事の担当は家事係と少年係の2つに分かれています。
家事係は家庭に起こる離婚請求や遺産相続の調整、子どもの認知などのさまざまな紛争問題について面接や助言をして問題解決へと導くのが主な仕事となります。
少年係は、少年事件の裁判に関する様々な仕事や、少年問題に関する相談を受ける仕事などを行います。
家庭裁判所というのは、刑事事件のような大きな事件ではなく、もっと身近にある問題を解決する場所なので、一般の人にとってもっとも身近な裁判所といえるでしょう。
そんな身近な問題を解決へと導く家庭裁判所調査官はとてもやりがいのある仕事ですが、この仕事に就く為には国家公務員としての資格試験に合格しなければなりません。
家庭裁判所調査官補Ⅰ種の受験資格は、受験する年の4月1日の時点で年齢が21歳以上で30歳未満の人で、学歴に関する規定は特に無いので、年齢が当てはまれば誰でも受験できますが、試験の内容は大学卒業程度の学力が要求されるので大卒の人でないと合格は困難と言えるでしょう。
1次試験では一般的知識及び能力についての筆記試験と、心理学や社会学、教育学などの専門的知識及び能力についての筆記試験が行われます。
2次試験では、教養試験と専門的知識に関する試験が論文式で行われます。
また人柄などについて個別面接する口述試験もあります。
合格率は5パーセント程ととても低くとても狭き門となっています。
試験に合格して家庭裁判所調査官になることが出来れば、公務員としての安定した給与をもらうことが出来ます。
身近な問題の相談を受けるというやりがいのある仕事をしたいという人は家庭裁判所調査官補Ⅰ種の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。
家庭裁判所調査官補Ⅰ種 資格試験
関連サイト
裁判所 ホームページ
受験資格 年齢が21~30歳の人
試験日 6月中旬頃
お勧め書籍紹介
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