刑務官

刑務官とは法律的に罪をおかした人が、その罪を反省する場所として収容する施設の刑務所で働く職員の事です。
仕事の内容は、施設に収容されている人の日常を監視したり、社会復帰に向けての手助けなどをします。

施設に収容されている人の生活はとても厳しく管理しなければなりません。
朝から夜まで収容されている人の生活を厳しく監視しなければいけない刑務官の仕事はとてもハードですが、施設での生活の中で罪を反省して立ち直る手助けをするというとてもやりがいのある仕事でもあります。

刑務官は国家公務員なので、この仕事に就くためには、刑務官としての国家資格を取得する必要があります。
この刑務官の受験資格は受験する年の4月1日の時点で17歳以上29歳未満で学歴などの規定はとくにはありません。
しかし、身長が男子160cm、女子148cmに満たない人、体重が男子47kg、女子40kgに満たない人、また視力や運動神経に問題がある人は不合格になってしまいます。

試験は一般教養の試験の他に体力測定もあります。
体力検査の内容はひざを曲げ、あおむきに寝た姿勢で、30秒間のうちに何回上体を起こすことができるかを測定して筋持久力を測る上体起こし（男子21回以上、女子13回以上）、立位姿勢から両足踏み切りで前方にどれだけ跳躍することができるかを測定して瞬発力を測る立ち幅跳び（男子205cm以上、女子147cm以上）、100cm間隔に引かれた3本のライン上で、20秒間のうちに何回サイドステップすることができるかを測定して敏しょう性を測る反復横跳び（男子44回以上、女子37回以上）の３つの測定を行い、１つでも基準に達していない物があれば不合格になってしまいます。
ですから、合格するには試験勉強だけでなく、体もしっかり鍛えておかなければなりません。

試験を合格して刑務官になる事が出来れば、公務員としての安定した福利厚生と給与を受けることが出来ます。
また、高卒だろうが大卒だろうが昇級試験に合格する事によって幹部に昇給していく事が出来るという実力主義の世界なのでとてもやりがいがあります。

ハードだけどやりがいのある国家公務員になりたいという人は、この刑務官の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。


刑務官　資格試験

関連サイト
人事院

受験資格
身体的規定を満たした17歳以上29歳未満の人。

試験日　9月中旬頃