国税専門官

国税専門官とは、きちんと税金を納めているかをチェックする仕事に従事する人の事です。
税金をチェックする仕事をするわけですから、当然の事ながら国家公務員ということになります。

この国税専門官は、所得税、法人税、相続税などの直接税や消費税や酒税などの間接税が適正な納税申告が行われているかどうかを個人、会社を訪れ調査や検査を行う「国税調査官」、指定された期限までに税金を収めていない個人や会社に催促や滞納処分を行う「国税徴収官」、裁判官から許可を得て、脱税の疑いがある者に対して強制調査をして告発するまでを行う「国税査察官」に分かれます。

国を運営するには様々な費用がかかり、しっかりと税金を徴収しないと立ち行かなくなってしまいます。
ですから、国民がきちんと定められた税金を納めているかをチェックする国税専門官の仕事は、とても重要な仕事といえるでしょう。

この国税専門官になるには、人事院の実施する国税専門官採用試験に合格し、採用される必要があります。
受験資格は、受験する年の４月１日の時点で21歳以上27歳未満の人、または21歳未満で大学を卒業もしくは卒業見込みの人か人事院が認定した人です。
試験に合格するには大学卒業程度の学力にプラスして民法や商法、会計学などの専門知識も必要になります。
合格率は１０パーセントにも満たないというかなりの難関です。

試験に合格した人は採用候補者名簿に記載され、全国の国税局に採用され、各管内の税務署で勤務することになります。
国税専門官になる事が出来れば、国家公務員として安定した給与と将来が約束されています。

きちんと税金を納めているかをチェックするという国にとってとても重要な仕事に就きたいという人は、この国税専門官を目指してみてはどうでしょうか。



国税専門官　資格試験

関連サイト
国税庁ホームページ

受験資格　
21歳以上27歳未満の人、または21歳未満で大学を卒業もしくは卒業見込みの人

試験日　6月中旬頃