労働基準監督官

労働基準監督官とは日本の労働基準関係法令に基づいて工場やオフィスなど人が働いているありとあらゆる業種の事情上に立ち入り、安全面や労働時間、衛生面など国で定められた労働基準法や労働安全衛生法等がしっかりと守られているかどうかをチェックする人の事です。
大勢の労働者の生命と健康を守り、人間尊重の基本理念に立脚した法定の労働条件を確保する為に働くとても重要な仕事です。

仕事の内容は工場や事業場に立ち入り、帳簿や書類の点検、機械や器具の安全確認、作業環境の測定などを行います。
この労働基準監督官は、厚生労働省の職員という立場になるので、国家公務員として資格を取得しなければなることが出来ません。

労働基準監督官の受験資格は、受験が行われる年の4月1日で21歳以上29歳未満の人、もしくは21歳未満で、大学を卒業または卒業見込み、または人事院がそれと同等と認定した人ということになっています。
この試験に合格するには大学卒業程度の幅広い知識が求められます。
また、労働基準監督官は法文系の「Ａ」と理工系の「Ｂ」に分かれていて、公務員としての一般教養試験の他にそれぞれの専門的な分野の問題が出題されます。
合格率はとても低く、ＡもＢも合格率は５パーセントにも満たないとても狭き門となっています。

しかし、その難関を潜り抜けて労働基準監督官になる事が出来れば、国家公務員としての安定した収入を得ることが出来ます。
全国の労働者の安全を守るというやりがいのある仕事がしたいという人は、この労働基準監督官の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。


労働基準監督官　資格試験

関連サイト
厚生労働省採用情報

受験資格
21歳以上29歳未満の人、もしくは21歳未満で、大学を卒業または卒業見込みの人

受験日　６月中旬