文化庁発掘調査研究職員

文化庁発掘調査研究職員とは、平城京趾や飛鳥・藤原宮趾など重要な遺跡の発掘調査・研究を行う人の事です。待遇は、国家公務員Ⅰ種採用試験合格者と同じ扱いになります。
日本の歴史を知るためには、遺跡の調査というものが重要な手がかりになってきます。
その遺跡の発掘調査や研究に携わる事が出来る、この文化庁発掘調査研究職員の仕事は、歴史に興味がある人にとってはとても魅力的な仕事といえるでしょう。

しかし、この文化庁発掘調査研究職員の仕事は、現在あまり募集がかかっていないので、採用を募集するのは欠員が出た時のみとなるので、文化庁発掘調査研究職員として働くと言うのは非常に狭き門となっています。
ですから、資格試験も毎年行われるという訳ではありません。
また、試験に合格しても、採用募集の人数が少ないので、実際に採用にされるのはとても難しいと言えるでしょう。

文化庁発掘調査研究職員の資格試験は奈良で行われます。
受験資格は、その年の４月１日の時点で年齢が22歳以上34歳未満の人です。
試験の内容は、公務員としての一般的な知能や知識の他に、仕事が遺跡の発掘調査や研究に携わることなので、考古学や日本古代史に関する専門的な知識が求められます。
また、遺物の関する製図や実測、古い資料の釈読などの実技テストや、英語、フランス語、ドイツ語から一つを選択する外国語のテストもあります。

資格試験に合格して運よく文化庁発掘調査研究職員になる事が出来れば、大好きな歴史や考古学に携わる仕事に就くことができ、趣味と実益を兼ねることが出来るようになります。
遺跡調査や考古学が大好きという人は、この資格取得を目指してみてはどうでしょうか。


文化庁発掘調査研究職員　資格試験　

関連サイト
独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所管理部管理課

受験資格　22歳以上34歳未満

試験日　6月中旬頃　（毎年ではない）