車両系建設機械 免許

道路工事の掘削や、建設現場の整地などで欠かせない工事車両といえばショベルカーです。
このショベルカーはユンボともよく呼ばれています。まるで腕のように自由に動かすことができるアームとショベルで工事現場のさまざまな作業にその力を発揮します。
このショベルカーを運転するには「車両系建設機械」という免許を取得していないと運転することはできません。

この車両系建設機械の免許には「整地、運搬、積込み及び掘削用」の免許と「解体用」があります。
「整地、運搬、積込み及び掘削用」の免許で乗れるのは、油圧ショベル、ブルドーザ（トラクタードーザ）、ホイールローダ、タイヤショベルなどを運転することができます。
「解体用」で乗れるのは、油圧ショベルの機体に打撃するピストンをアタッチメントとしてブレーカユニットを取り付けた重機の事で、アスファルトやコンクリートを破壊する時に使用します。
またミニショベル、ホイールローダのうち機体質量が3t未満のものを運転できる「小型車両系建設機械」という免許もあります。

工事現場では、ショベルカーやブルドーザーのような車両系建設機械がないと、作業が進まないという事が多いので、それらの重機を運転できるというのは、現場作業での大きなステータスになります。
また、給料もそういった建設重機を運転できると手当てがつく場合もあります。
またショベルカーが運転できれば、工事関係の仕事だけでなく、造園関係の仕事をしたい場合にもとても役に立ちます。

また、ショベルカーのオペレーターになれば、工事現場での仕事は機械の運転をしていればいいので、肉体労働のイメージが強い工事現場の作業でもあまり体を使わないですみます。
建設現場でショベルカーなどの車両を操縦したいという人は車両系建設機械の免許を取得してみてはどうでしょうか。