ネイリスト

ネイリストとは、ネイルアートや爪のお手入れをする仕事をする人のことです。
基本的には、ネイリストになるための国家試験というものはないので、資格を持っていなくてもこの仕事をする事は可能です。
しかし、ネイリストとしてお店で働くにはある程度の技術と経験を持っていなければなかなか雇ってもらえません、何も知識も技術も無い状態で、お店に勤めてから技術や知識を１から教えてくれるようなお店は基本的にはほとんど存在しないのが現状です。
ですから、お店に雇ってもらうには、自分の技術を証明するものが必要になります。

そこで、「JNA 日本ネイリスト協会」という団体が認定した訓練校に通い、JNAが認定し主催している技能検定試験などに合格し取得すれば、美容の技術力の証明になります。
プロのネイリストとして働きたいという人は、ぜひとも取得しておきたい資格と言えるでしょう。


ネイリスト技能検定試験

日本ネイリスト協会主催の検定試験で、１級・２級・３級の３つのレベルがあります。
正しい技術と知識を身につけた、国際的に通用するネイリストの育成を目的とした検定試験です。
３級から受験して、１級を受験するにはには、２級に合格していなければ受験出来ません。

各級の試験内容

３級
ネイリストベーシックのマスター、ネイルケアに関する基本的な技能及び知識

試験内容
筆記テスト　
衛生と消毒・皮膚科学・爪の構造・爪の異常と病気・ネイルケアの手順など。
実技テスト　
ネイルケア=両手・カラーリング=両手


2級
サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ＆ラップ、アートに関する技能及び知識
試験内容
筆記テスト　
衛生と消毒・爪の構造・皮膚科学・爪の異常と病気（爪の生理学）・ネイルケアの手順・リペアの種類・接客など。
実技テスト　
ネイルケア=両手・ネイルリペア=右手の中指に1本・カラーリング=9本（リペアの指以外）・ネイルアート=左手の薬指1本

1級
トップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技能及び知識

試験内容
筆記テスト　
衛生と消毒・香粧品学（材料、内容成分、効果等）・爪の構造・皮膚科学・爪の生理学（爪の異常と病気）・ネイルケア（ハンド）の手順・イクステンションの手順・その他実践的施術全般・接客、マナーなど。
実技テスト　
ネイルケア=両手ケア、右手のみカラーリングまで仕上げる。


ネイリストの求人募集をみると、ほとんどが１級資格保有者になっています、１級資格を取得するには、それなりの知識と技術がいるので、ネイルスクールなどに通い技術と知識を身につけて１級試験を受けるのが一般的なパターンです。
ネイルスクールに通う期間は、スクールやそれぞれのカリキュラムによって異なりますが、半年くらい通うのが一般的なようです。


日本ネイリスト協会認定校

協会の定めた認定基準を満たし、健全なネイリスト育成にふさわしいカリキュラム、講師、設備を備えていると認定された教育施設です。
認定ネイル専門校、認定理容美容養成学校、認定ネイル併設校の３種類があります。