航空工場検査員

航空工場検査員とは、航空機及び航空機用機器の製造若しくは修理の方法の認可等の事務を行う仕事に従事する仕事をする人のことをいいます。
航空機はちょっとした機材のトラブルが大事故につながってしまう恐れがあるので、航空機に使用する機械やパーツはしっかりと検査しなければなりません。
そのためには、そういった航空機に使用する機械やパーツを製造している工場において点検をしっかりと行う必要があります。

その点検を行うにはそれなりのしっかりとした知識や技術がなくてはいけません。
それらの知識や技術があることを証明するために「航空工場検査員」という国家資格があります。

この航空工場検査員は検査する区分によって「航空機」「航空機用原動機」「航空機用プロペラ」「回転翼」「発電機」「降着装置」「空気調和装置用機器」「飛行指示制御装置」「統合表示装置」「航法用電子計算機」「レーザージャイロ装置」「回転翼航空機用トランスミッション」「ガスタービン発動機制御装置」の１３種類に分かれます。

各試験区分には「法及びその附属法令」についてや、「強度や構造、性能についての理論」「材料に関する事項」「製造及び修理の方法に関する事項」など4～7科目がありますが、１度合格した科目はその後連続3回まで試験を免除してもらえるので、1度に全ての科目に合格する必要はありません。
また、大学や短期大学、高等専門学校等で修了した課程によっては一部免除される科目もあります。

合格率は毎年20パーセント程とそこそこ難易度の高い試験となっています。
この航空工場検査員の資格を持っている人が活躍できる場は、当然のことながら航空業界です。これから航空業界はますます需要が伸びそうな業界なので、その安全の一端をになうこの航空工場検査員の仕事もますますニーズが高まることが予想されます。
憧れの航空業界で仕事がしたいという人は、この航空工場検査員の資格取得を目指してみてはどうでしょうか。


航空工場検査員　資格試験

受験資格　年齢や学歴に関係なく誰でも受験できます。

受験日　10月上旬